いつでもどこでもXシェルター
記憶に新しい2026年東京モーターサイクルショー。 そこでわたくしの目を釘付けにしたのは、冬用だと思っていた「Xシェルター」シリーズから最強のレインウェアが登場するというニュースでした。
こりゃあ購入してブログアップしなきゃだわ。アドセンス、アドセンス……(小声)
と、下心を隠しきれない管理人ドンチャンです。ネット予約だと4月中旬発送とのことでしたが、居ても立ってもいられず近所のワークマンへ突入!無事にお目当てのカラーとサイズをゲットしてまいりました。

それともう1アイテムもgetしたので、こちらを参考にオナシャス。
まずは「異次元」のスペックを確認

今回購入したのは、「エックスシェルター(R)プレミアム超透放湿ウルトラレインジャケット」。 お値段はワークマン最高クラスの9,800円。ワークマンで1万円弱というと「おっ」となりますが、中身を見れば納得、というか安すぎます。
何と言っても、この数値を見てください。
- 耐水圧:30,000mm(嵐が来てもヤリが降っても大丈夫!)
- 透湿度:100,000g/m2・24h(蒸れを彼方へ追放!)
もはや「レインウェア界の王様」と言っても過言ではないスペック。これが1万円以下で手に入るのは、ワークマンの企業努力の賜物ですね(いつでも案件お待ちしております)。
ライダーを唸らせる「細部」の作り込み

フロントはスナップボタン付きフラップ&上下どちらからでも開閉可能な「逆開ファスナー」を採用。これ、バイクに跨った時に裾が突っ張らないので、我々ライダーには必須の機能なんですよね。 アンダーフラップ付きで止水性もバッチリ。

ポケットも4箇所あり、収納力も申し分なしです。

そしてここ!「手を挙げたら隠したくなる(笑)」脇の下には、巨大なベンチレーションを装備。透湿度10万に加え、ここを開ければ走行中の風を取り込んでムレを速攻で放出してくれます。

内ポケット付近には、男心をくすぐるサーモメーター付き。 これからの季節、おそらく常に30度オーバーを表示し続ける気がしますが(笑)、自分の限界を知る上では面白い装備です。
フード収納とウィンドガードが「秀逸」だった

首回りのファスナーを見て「フード収納式か」と思いましたが、一味違いました。

首後ろのボタンにフードを留めてからファスナーを閉めると、

フードが二つに折りたたまれてスッキリ収納されるんです。
以前の冬用Xシェルター【エックスシェルター断熱βプレミアム】は「クルクル巻くタイプ」で首回りが太くなりがちでしたが、これは首回りが非常にスマート! ヘルメットの動きを邪魔しない、ナイスアイデアな設計です。

後頭部にはフードフィット感を調節できるダイヤル付き。わたくしはフード収納するタイプなので使用しませんが、このレインウエアはライダー専用ではないので、例えば外の仕事や、アウトドアでは活躍するでしょう。

さらに驚いたのが、腰内側の「ウィンドガード」。 着てここをしっかり締めると、

裾からの風の巻き込みをシャットアウト!滑り止め付きゴムで体に密着するので、

走行中にレインウェアがバタバタと暴れるのを防いでくれます。

背中には隠しファスナーがあり、開くとガバッと拡張。

バックパックを背負ったまま着用できる「センターバッグイン」構造になります。わたくしはシグナスグリファスのシート下とリヤボックスに荷物収納してますのであまり利用しませんが、自転車通勤等の方は「神」機能確定です。
忖度なし!雨の宮ヶ瀬100km実走レビュー
スペックを確認した翌週、平日休みのわたくしに絶好のチャンスが訪れました。午後から雨の予報……
ラッキーしまうま!
気合を入れて、さっそく「Xシェルター プレミアム」を羽織り、検証ツーリングへ出発です。
検証環境と本日のルート
今回は、座間ナップスから宮ヶ瀬ダムを1周する約100kmのルートをチョイス。

まだ雨は降り始めですが、駐輪場にはわたくしを含め2台のみ。こちらが現在の天気図で、

2時間後の天気予報がこちら。

予報ではこれから雨足が強まる見込みです。
ちなみに本日の装備は、万が一の浸水に備えた「Xシェルター2枚重ね」の鉄壁布陣です。
- アウター: Xシェルター プレミアム(9,800円)
- インナー: エックスシェルター(R)超透放湿レインジャケット(5,800円)


本当は道志みちから御殿場まで行きたかったのですが、山中湖周辺の気温が一桁だったので、風邪を引く前に宮ヶ瀬へ舵を切りました。
雨足が強まる中、宮ヶ瀬ダムへ
相模川沿いを走るうちに雨足は強まり、絶好の(?)テストコンディションに。

こちらは数ある宮ヶ瀬ダム駐車場の一つ、雨を凌ぐ場所が少ないので、写真だけ撮って先を急ぎます。最近の宮ヶ瀬ダムは貯水率30%台とかなり寂しい状況ですね……。

雨よ~降れ~。
かながわの橋100選「やまびこ大橋」を通過。

ここは事故が多いので、皆様も強運を過信して突進しないようにしましょう。
衝撃の結末:ファスナーを下ろした先に待っていた現実
合計約3時間、約100kmを走り切り、自宅近くに到着。

全部で5枚着ているから、中は大丈夫なはず……
そう信じて、期待と不安の入り混じる中、ファスナーをご開帳!

……えっ、色が変わってる?
赤い矢印の部分をご覧ください。はい、めちゃくちゃ濡れています。

背中は無事ですが、フロント全体はびっしょびしょ。水をたっぷり含んでいて、脱いだ瞬間に「重っ!」と感じるほど。
さらに驚いたのは、その下に着ていた5,800円モデルの方です。

腕から浸水し、

なんと中まで染み込んでいました。耐水圧30,000mmのプレミアムを突き抜けて中まで……この結果は非常に意外でした。
結論:バイク乗りにとって「救世主」になれたのか?
今回、大雨の中3時間走り続けた結果、忖度なしで言わせていただきます。 バイク用レインウェアとしては、全く使い物になりませんでした。
もちろん、この製品は「バイク専用」ではありません。歩いて使用する分にはこのスペックは最強でしょう。しかし、時速60km以上で叩きつける雨の「圧力」は、スペック表の数値をあっさりと超えてしまったようです。
実走してわかった注意点
- 浸水リスク: 大雨警報級の雨の中、バイクで1時間以上走るなら使用はおすすめしません。
- 乾燥の遅さ: 水を大量に吸い込むため、家干しで10時間以上経ってもなかなか乾きませんでした。
バイク乗りにとっては、耐水圧の数値よりも「撥水性」や「浸透させない構造」が重要だと再認識する結果となりました。
まとめ:Xシェルター プレミアムの「真価と限界」
今回実走レビューした「エックスシェルター プレミアム」の結論を整理します。
- スペックは「陸上」最強クラス: 透湿度10万gによる「蒸れにくさ」は本物。脇下ベンチレーションの効果もあり、内側からの不快感は皆無です。
- 「走行風」という名の暴力には無力: 耐水圧30,000mmという数値も、バイクの走行風(風圧)を伴う雨の前では、フロントからの浸水を防ぎきれませんでした。
- 収納・ギミックの完成度は高い: 折りたたみ式のフード収納や、リュックを背負ったまま着られるバッグイン機能は、日常使いや通勤・通学(低速走行)では神機能です。
- 乾燥に時間がかかる: 表面生地がしっかり保水してしまうため、一度びしょ濡れになると家干しでも10時間以上は乾きません。
主要スペック・実走評価まとめ
| 項目 | 内容 | バイク実走評価 |
| 商品名 | エックスシェルター(R)プレミアム | レインウェア(非バイク専用) |
| 価格 | 9,800円(税込) | ワークマン最高級モデル |
| 耐水圧 | 30,000mm | 風圧を受けるとフロントから浸水 |
| 透湿度 | 100,000g/m2・24h | 【満点】 蒸れに関しては異次元 |
| 主な機能 | 逆開ファスナー、ウィンドガード | ライディング姿勢の維持には最適 |
| 乾燥性 | ポリエステル100% | 水を含みやすく、乾きにくい |
最後に:このウェアは「買い」なのか?
正直に申し上げます。
「雨の中、バイクで1時間以上走り続けるガチ勢」にはおすすめしません。 数値上のスペックがどれだけ高くても、バイク専用設計ではないレインウェアの限界を思い知る結果となりました。
ただし、「短時間の通勤・通学」や「キャンプ・フェスなどのアウトドア」であれば、この蒸れにくさと多機能さは最強の味方になります。
9,800円という価格を「バイク用」として出すなら、もう少し浸透度の低い(水を弾き続ける)モデルを選んだほうが幸せになれるかもしれません。現場からは以上です!


