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シグナスグリファス KOSOパワーキッドに交換

ノーマルプーリーからKOSOパワーキッドに変えてレビューします。

ドンチャン

セットでお得

シグナスグリファスを新車で購入して約7か月、わたくしのODDメーターはこんな感じです。

7,405km、月約1,000km走ってます。ここまで走りに関して交換したのはMotoDXスパークプラグとマフラー交換でしょうか。

スパークプラグは出たしの改善、マフラーはトルク・最高速の改善に貢献してくれたと感じます。とはいうものの、劇的な改善とは言いがたいです。

わたくしは今まで2型シグナスx、4型シグナスxと乗り継いできましたが、シグナスxよりノーマルシグナスグリファスでも十分速いです。カスタムなどしなくてもさらに燃費もよく、パーツメーカーさんも開発に大変なのでは?と思ってしまいます。

ちなみにですが、シグナスグリファス購入してすぐにKOSOパワーキッドを購入したんですが、まずは十分ノーマルに乗って体にしみつけたいと思い、しばらく駆動系はそのままでした。

そして猛暑日を避け、雨を避け、ようやく交換するタイミングがあったので作業しました。購入したのがこちら。

KOSOパワーキット【シグナスGRYPHUS(6型)/ BW'S125(3型)/NMAX125/155(2型/V2)/AEROX155/XFORCE】

4型シグナスxの時もKOSOパワーキッドにお世話になりました。

箱の中を開けると、

ハイスピードプーリー・ドライブフェイス・ランププレート・スライドピース×3・センタースプリング1000rpm・ウエイトローラー9g×6、袋の中にプーリーボス・ボスワッシャー0.5mm・説明書が入ってます。どんな感じに変化するのかワクワクです。

外す作業開始

それでは早速始めてまいります。グリファスでは初交換なのでうまくできるかドキドキです。4型シグナスxの時を思い出しながらゆっくり進めていきます。

エアクリーナーボックスのカバー外さないといけないので、非常に面倒になりました💦赤丸のタッピングネジ9か所外します。

次にクランクケースカバーを外します。赤丸の6か所を外します。

Vベルトフィルターはペラッと取れるので汚れてたら水洗いしましょう。赤丸の10か所と青丸の2ヵ所のボルトを外しましょう。

青丸の後ろのボルトはエアクリーナー、インナーリヤフェンダー、クランクケースと兼ねて止まってます。外す時と取り付ける時ちょっとずらしながら作業するので注意です。

プーリー側にピンが付いてるのでなくさないように注意しましょう。矢印にある場合もあります。

無事ご開帳~。4型シグナスxの時よりここまで外すのに時間かかる…。

プーリーナットを外します。1台あると非常に便利なハイトルクインパクトレンチを使用します。サイズは17mmソケットです。

純正ワッシャーを外します。

ドライブフェイスを外します。

純正ボスワッシャーを外します。

Vベルトをずらして、

ゴールドフィンガーをしっかり後ろに入れて、

プーリーボス、ドライブプーリー、ランププレートを外します。

さらに後ろに純正ワッシャーありますが、そのままにしておきます。次にクラッチ側を外します。

4型シグナスxの時は19mmでしたが、シグナスグリファスでは24mmのソケットを使用しナットを外します。

クラッチアウターを外します。

クラッチを外します。

これで無事ノーマル駆動系を外せました。

ウエイトローラー確認

ここでノーマルウエイトローラーを見てみます。

こちらはもう使用しませんが、一応とっておきます。

ランププレートを外すと、しっかり汚れています。

ウエイトローラーを触ってみると、少し平らになっている部分があり、削れていることが分かります。7,405kmで削れているっていうことは、この付近でウエイトローラー交換したほうがいいですね。

センタースプリング交換

クラッチとセカンダリプーリーを外します。

指先のナットを外します。

4型シグナスxの時は46mmのロックナットレンチでしたが、残念ながら使用できません💦

39mmのクラッチナットレンチでピッタリ✨

ここでも作業時間短縮するため、ハイトルクインパクトレンチと39mmクラッチロックナットソケットで外します。

クラッチとセカンダリプーリーの間にセンタースプリングが挟まっているので、ナットを外す時"ビョ~ン"ってならないよう押さえながら外しましょう。

クラッチを外せば簡単にセンタースプリングが交換できます。

セカンダリプーリーも汚れているので、掃除します。

クラッチシューを紙やすりでスリスリします。

左からノーマル、交換予定のスプリング、4型シグナスxの時のスプリングです。

4型シグナスxのセンタースプリングは口径が大きくて合いません。

掃除したセカンダリプーリーに1,000rpmを入れます。

クラッチを乗っけます。

ゴッドハンドとヒザを使ってクラッチを押し、ナットを付けます。

緑のマジックで印が付いているので、これに合わせればOKです。付属の説明書に締め付けトルクが記載されてますが、55Nmとなっています。気持ち的にもう少し強く締めたいっす。これでセンタースプリング交換完了です。

前後付ける

プーリーのセッティングしていきましょう。

付属のウエイトローラーですが、入れる向きなさそうです。1つ9gですが、純正のウエイトローラーは11gでした。2g軽くなると結構フィーリング変わると予想します。

プーリーボスの表面と裏面に薄くグリスを塗ります。

ランププレートを押さえながらドライブプーリーとプーリーボスを入れます。

純正ボスワッシャーを入れます。

付属のボスワッシャーも入れます。

右斜め下に押しながらVベルトをセカンダリプーリーに入れ込みます。Vベルトに向きがあります。白い矢印の方向に回るようにします。

クラッチ側を入れます。

ドライブフェイスを入れます。

純正ワッシャーを入れ、ナットをゴールドフィンガーで締めます。

クラッチアウターを入れ、ゴールドフィンガーでナットを締めます。

ここでゴールドフィンガーでVベルトをつまみ、ドライブフェイスやクラッチアウターを奥まで入れ、ゴールドフィンガーでナットも締めます。

トルクレンチの登場です。付属の説明書によると、プーリーナットの締め付けトルクは76Nmとなっています。4型シグナスxの時は45Nmでしたので、かなりキツくなりましたね。

ユニバーサルホルダーでドライブフェイスを固定しますが…、片一方しか穴に入らない💦

しょうがないので羽の部分で固定、クラッチアウターに当てて時計回りに占めていきます。

次はクラッチナットを締めます。こちらも説明書によると締め付けトルク45Nmとなっています。4型シグナスxの時は60Nmでしたので、気持ち的に45Nmよりもう少し強く締めたいです。

ユニバーサルホルダーがギリギリ地面に着いたので地面で固定し、時計回りに締めていきます。

とりあえず1度エンジンかけてみて問題ないかチェックします。久しぶりでしたが何とか大丈夫そうです。

非常に見にくいのですが、ベルトとセカンダリプーリーの端が合うくらいがいいらしいです。あと2~3mm外でピッタリ合いそうなので、ボスワッシャーをもうちょっと足していいかと。

カバーを付けていきます。ピンに薄くグリスを塗っておきます。

クラッチ側のシャフトにもちょっとグリスを塗っておきます。

カバーを付けて終了です。お疲れ様でしたー。ちなみにですが、クランクケースのガスケットがゴムではなく針金みたいなやつなので、ちょっとイヤです。

感想は?

パワーキッドに交換して2日経った感想ですが、かなり走りが変わりました。

メリット

  • 出だしが速くなった
  • 最高速も3~4kmUP

デメリット

  • うるさくなった
  • 燃費が悪くなりそう(未確認)
  • 5~10km/hの走行が扱いづらい

ノーマルのシグナスグリファスのデメリットって、出だしが非常に遅いんですが、そこが改善されました。スタートからの全開走行も、エンジン回転数が6~7,000回転から8,000回転にUP、逆に反応が良すぎる分、交通量の多い都市部の渋滞では扱いづらいです。50km/h前後からの再加速はあまりノーマルと変わらない気がします。

追記

パワーキッドに交換して、燃費計測しました。(街乗り・通勤、7月)

ノーマル→約42km
パワーキッド→約42km

ほぼ変わりなし!逆にパワーキッドになってからほんのちょっと燃費よくなった感じもあります。ウエイトローラー軽くなったから燃費悪くなったと思いましたが、そんなことなかったです(おそらく個人差あり)。

KOSO SPORTクラッチSETに交換したとき、プーリーをみてみました。

プーリーの汚れがあるところは、ベルトに触れているところです。外側はキレイに光っているので、ベルトが触れていないことになります。

新品から1,371km走ったウエイトローラーですが、結構汚れてます。こまめにメンテナンス必要ですね。

まとめ

今回、KOSOパワーキッドに交換しました。付属品をそのまま取り付けましたけど、やさしいシグナスグリファスから、ちょっとやんちゃになったシグナスグリファスに変身しました。これでブラックコンドル通勤ノーマル号からブラックコンドル通勤快速号に変身完了です。

KOSOパワーキッドに交換後、KOSO SPORTクラッチSETに交換したので、そちらも参考にしてみてください。

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