我ら通勤ライダーの味方ワークマン! 新しいレインジャケットを購入したので、忖度なしでレビューします。
はじめに:通勤ライダーの味方ワークマン
6月と言えば梅雨の時期。嫌でも雨の中をレインジャケットを着用し、駅近くの駐輪場まで爆走しなければなりません。ほぼ毎日バイクを使用している私は、1~2年周期でおニューのレインジャケットを購入しています。
さかのぼること3か月前、毎年恒例のモーターサイクルショーに行った時のことです。
ワークマンブースで、ある衝撃的なアイテムを発見しました。
おや…。
これまで以上に高品質、しかもあの世界のHondaが関わっているというレインジャケット。 5月に近所のワークマンで無事GETしました!
商品紹介:Honda監修の「イナレム プレミアム」
今回レビューするのはこちら!

INAREM PREMIUMレインジャケット(ライディングモデル)
この商品、なんとHonda二輪デザイナーが監修したレインウェアなんです。 「気軽に、堅苦しくなく、さりげなく、街中に溶け込み男女ともに使用できるウエア」を目指して開発されたとのこと。キリッ。
1. 驚異のスペック
- 耐水圧:35,000mm
- 透湿度:30,000g/m2/24h
一般的なレインウェアで「嵐に耐えられる」とされる目安が20,000mm、「蒸れにくい」とされるのが10,000g以上。 このイナレムプレミアムはどちらも余裕でクリアしています。昨年購入したINAREMストレッチレインスーツよりも確実に進化しています。すげーな、ワークマンさん
2.ディテールチェック

フード: 取り外し不可ですが、使わないときは内側に巻き込んでタブで固定可能。バタつき防止になります。

基本わたくしはフードを使用しないので、巻き込んでおります。

ポケット: フロントに4か所。収納力は抜群です。(個人的には位置に少し慣れが必要かも?)
3.最大の特徴!バッグにトランスフォーム
このジャケット、ただのレインウェアじゃありません。

フロントチャックを開けると、中に袋のようなものが取り付けられてます。

背中側にチャック発見!

チャックを開けると、ベルト発見。これは、レインジャケットからバックにトランスフォームするのでは⁇

袋の大きさに折りたたみ、

INするとこのようにコンパクトに収納できました。やはりショルダーバッグにトランスフォーム!これ、すごくないですか?

しかもバッグ状態でもポケットが2ヶ所あり、500mlペットボトルが6本程度入る収納力。「レインウェアを着ていない時」もバッグとして使える、もはや四次元ポケット級のアイデア商品です。
合わせて買ったパンツ&グローブ
このジャケットは上着のみの販売なので、パンツとグローブもINAREMシリーズで揃えました。

INAREM レインパンツ
- 耐水圧:20,000mm
- 透湿度:25,000g
ジャケットより数値は少し下がりますが、それでも超ハイスペック。スクーターなら足元への雨の当たりは少ないので十分です。

レインジャケットに入るのか?入らないのか?どっちなんだい?

はーいーる!ハッ(笑顔)。パンツの他にもグローブも入ります。

INAREM レイングローブ
- 耐水圧:20,000mm
- 透湿度:25,000g
全てをレインジャケット(バッグ形態)にしまい込むことも可能ですが、

レインジャケットをショルダーしますか?それともわたくしみたいに

ヘルメット(OGKカブト EXCEED)の中に無理やり押し込んでます(笑)。
徹底検証:大雨の中を3時間走ってみた
アイテムは揃った。あとは雨を待つのみ。 そんな中、大雨洪水注意報(警報?)レベルの雨がジャブジャブ降り注ぐタイミングが訪れました
神は私に味方した。
【検証コース】
- 自宅(南関東)
- 国道246号 → 国道413号(道志みち)
- 三国峠 → 御殿場プレミアムアウトレット
- 所要時間:約3時間

スタートから約25分後(圏央道下)。この時の降水量は10mmくらい。

レインジャケットの撥水は…あれ? あんまり弾いてない?

でも中は全く濡れてません。優秀です。

一方、レインパンツは水弾きバッチリ。

レイングローブは…若干湿ってきた? 大丈夫か?

天気予報アプリだと、さらに降水量も多くなるので、レビューに持ってこいです。
1時間15分後(道志みち)

雨足がかなり強くなり、すれ違うバイクは1台のみ。 ここでチェックしてみると…

ジャケット: 少々濡れました。蒸れではなく、雨が染みてきている感じです。

グローブ: 完全に濡れました。 指先に水が溜まるレベル。ダメだこりゃあ。ここからノンストップで最終地へ。
3時間後(御殿場アウトレット到着)

さらに降水量が増す中、

天気アプリでもさらに降水量が増しているw ゴールに到着。 結果は…?

ジャケット: 表面の水弾きはほぼ無し。

中もびちょびちょ。ウインドブレーカーの下のTシャツまで浸水しています。

パンツ: なんとこちらは問題なく濡れていません! 優秀!

この大雨で喜んでいるのは、アヒル隊長だけでした。お疲れ様でした。
検証結果と結論
ということで、ワークマンのレインジャケット、レインパンツ、レイングローブを大雨の中約3時間使用した結果です。
検証まとめ
- レインジャケット: 大雨で1時間以上走ると浸水する。(耐水圧35,000mmでも、バイクの速度と風圧+長時間の大雨には耐えきれないようです)
- レインパンツ: 優秀。 全く濡れませんでした。
- レイングローブ: 残念。 雨の日は使い物になりません。改善求む!
結論
「片道30分程度の通勤・通学」なら最強コスパ!
「長距離ツーリングでの大雨」には不向き。
Honda監修のデザインや、バッグになるギミックは素晴らしいですが、ガチの雨天ツーリングに使うなら、もう少し本格的なバイク専用レインウェアの方が安心かもしれません。
通勤ライダーの皆様は、この特性を理解した上で選ぶのがおすすめです!
この実験で頑張ったご褒美に、アウトレット内の「さわやかハンバーグ」を食べようとしたら…

なんと5時間待ち! 昼飯が夜飯になってしまうので、仕方なく大雨の中帰宅しました。
ワークマンレインウェア比較はこちら
📝 商品情報まとめ
| 商品名 | イナレム(R)プレミアムレインジャケットライディングモデル |
| 価格 | 4,900円(税込) |
| 商品番号 | 商品番号 NRP002H |
| 耐水圧 | 35,000mm |
| 透湿度 | 30,000g/m2/24h |
| 特徴 | Honda監修、バッグに変形、リフレクト糸採用 |


