新車を購入してから1か月または1,000km、その後は3,000kmごとにオイル交換……。
ネットの海にはオイル交換の頻度について色んな情報が飛び交っていますが、わたくしはだいたいこんな感じのサイクルで長年付き合っています。
実は、わたくしが人生で初めて自分でやったバイクのメンテナンス作業が、まさにこの「オイル交換」でした。今でこそ当たり前のようにサクサクやってます。
駄菓子菓子! 初めてやったあの若かりし頃、100均で買ってきた安物のメガネレンチを使って見事にドレンボルトをナメ散らかし……今となっては赤面モノの恥ずかしい思い出となっています(笑)。良い工具、大事。
さて、我が7型シグナスXも無事に慣らし運転の1,000kmを達成しましたので、通勤前の朝、いつもより1時間早く早起きして、サクッと1回目のオイル交換作業をおこないました!
まずは寝そべることからスタート!下回りのボルト&ストレーナーを同時に外す
それでは早速、作業を始めていきましょう。

7型シグナスXのクランクケース周辺の構造は、基本的にはシグナスグリファスと全く同じです。
車体の下を覗き込むため、
わたくしは今から道になる……!
と心の中で静かに叫びながら、地面に寝っ転がります。

下から覗くとこんな景色。
真下に見える赤い矢印が「オイルドレンボルト」、黄色い矢印が「オイルストレーナーキャップ」です。
「どっちから抜くのが正解?」と思われるかもしれませんが、普段の定期交換なら赤い矢印のドレンボルトを外すだけで十分です。
しかし、今回は新車一発目の初回オイル交換ということで、両方一気に外していきます!その理由は……
オイルドレンボルト&オイルストレーナーキャップをセットで社外品に交換したいから!
というわけで、まずは赤い矢印(ドレン側)から攻略していきましょう。

用意するのは、ラチェットレンチと12mmのソケットです。

ボルトにしっかりとソケットをハメたら、時計と反対周り(反時計回り)にグイッと回してドレンボルトを緩めます。

このままボルトを抜くと地面にオイルを盛大にぶちまけて大惨事になりますので、わたくしがアストロプロダクツのセールの時に大量にまとめ買いしておいたお馴染みの「廃油パック」をジャストな位置にセッティング。

ある程度緩んだら、ここからはわたくしのゴールドフィンガーでボルトをゆっくりと回し、最後にシュッと引き抜いて古いオイルを排出します!どうしても指にオイルついちゃうね。

抜いたドレンボルトをパーツクリーナーできれいに洗浄……したのですが、今回はいつもカスタムパーツでお世話になっている「アトラス」さんで購入した、こちらの秘密兵器を投入します。

商品名
Star Bolt ヘキサゴンヘッド マグネット付 ドレンボルト(M12×17mm P1.5)
金属粉を強力キャッチしてくれるマグネット付きの高級ボルトです!
古いオイルが出きったら、いよいよこの新しいドレンボルトをトルクレンチを使って締めていきます。

締め付けトルクは20N·mにカチッと設定。

ボルトの頭のサイズが変わるので、今度は14mmのソケットを装着します。

まずはネジ山を潰さないよう、ゴールドフィンガーで優しく手回しでドレンボルトを締めていき、

仕上げにトルクレンチで時計回りにカチンと音がするまで締め付けます。

どうです!下回りにキラリと輝くStar Bolt、めちゃくちゃ美しいですね✨
新車の洗礼?オイルストレーナーの洗浄と、こだわりパーツへの換装
続いて、黄色い矢印の「オイルストレーナーキャップ」側を外していきます。

今度はラチェットレンチに17mmのソケットをセットします。

こちらも先ほどと同じく、時計と反対周りに回して緩めます。

最後はゴールドフィンガーで慎重に、ゆっくりゆっくりと外していきます。

外れた瞬間、ストレーナー側からもオイルがタラタラと少し垂れてきました。
わざわざここで慎重にゆっくり外したのには理由があります。実はこのキャップの内側には、強力なバネ(スプリング)が挟まっているんです。

勢いよく外すとバネがビヨーンと飛び出すので注意!

外した純正パーツを、同じくパーツクリーナーでガンガン洗浄していきます。

見違えるほどきれいになりました!
やっぱり1,000km走ったばかりの新車ということもあって、削れた金属の初期スラッジ(鉄粉のカス)がいっぱい出て、オイルストレーナーにしっかり溜まっていました。このタイミングで開けて大正解です。
そして、こちらも純正に戻すのではなく、こだわりのパーツへ変更!

商品名
Star Bolt 強力マグネット付 オイルストレーナーキャップ SUS シルバー
こちらも抜かりなくStar Bolt製のステンレス仕様キャップへと贅沢に交換しちゃいます。

せっかくなので新旧を並べて比べてみましょう。明らかに輝きと削り出しの質感が違いますね✨

新しいStar Boltのキャップに、きれいに洗ったバネをちょこんとのせて、

その上に目の細かいストレーナー(網)をセットします。

トルクレンチの数値を同じく20N·mに設定し、

今度は大きな24mmのソケットをドッキング!

まずはゴールドフィンガーで垂直に優しく手回ししてネジ山を噛み合わせ、

最後にトルクレンチを使い、時計回りにカチッと本締めします。これで下回りのハードウェア交換はコンプリートです!のんびり作業していたら時間やばくなってきたので急ぎ、両方変えた写真撮るの忘れてました。
安心安全のヤマルーブを注入!仕上げのメーターリセットまでがオイル交換です
下回りが完璧に締まったら、今度は車体の右側に回り込み、オイルの注ぎ口である「プラグオイルレベル(オイルフィラーキャップ)」を外します。

場所はラジエーターカバーのすぐ後ろあたり、赤い矢印の先です。もし走った直後でマフラーが熱々になっている場合は、火傷に十分注意して作業してくださいね。

工具は不要、ゴールドフィンガーを使って時計と反対周りで回せば簡単に外れます。
キャップの近くのクランクケースをよく見ると、小さく「900㎤」という刻印があります。これは「エンジンオイルを900ml入れてね」という意味です。

今回用意したエンジンオイルとオイルジョッキです。
わたくしは昔から、安心・安全・確実なYAMAHA純正オイル派。その中でもちょっとお高めで高性能な「ヤマルーブ プレミアムシンセティック」を愛用しています。
駄菓子菓子! 最近はオイルの価格もどんどん値上がりして高くなってきたので、「次からはもうちょいリーズナブルなオイルに変えようかな……」と密かに検討中です。皆様なら社外の安いオイルにします?それとも純正を貫きます?

ひとまず今回は、オイルジョッキにきっちり900mlのヤマルーブを注ぎ込みます。

車体の注ぎ口へ。地面に1滴もこぼさないよう、注ぎ口の周りをウエス(布)でしっかりサポートしながら、優しくトトトト……と注いでいきます。

全部入れ終わったら、一度プラグオイルレベルをしっかり締め、それからもう一度引き抜いてみましょう。

先端のゲージを見て、上限と下限の線の間(赤い線の間)にオイルがしっかり浸かっていれば量としては完璧にOKです。確認できたら、再度プラグオイルレベルをキュッと締め込みます。
これでメカ的な作業は終わりですが、最後にとても大事な電子作業が残っています。

メインキーをONにして、メーター右側にある「セレクトボタン」を何度か押し、液晶の表示を「OIL(オイルトリップメーター)」の画面に切り替えます。

オイル画面が表示されたら、今度はメーター左側にある「リセットボタン」を3秒間長押しします。

ピコーンと数字が「0」にリセットされたことを確認したら、これにて全工程が終了!お疲れ様でしたーー!
まとめ:初期投資は一瞬、DIYのメリットは半永久的!ただし下回りカスタムは…
ということで、新型7型シグナスXの記念すべき第1回エンジンオイル交換作業の様子をお届けしました。
今回はただのオイル交換にとどまらず、しれっと贅沢なカスタムパーツの紹介も挟んでみましたが、いかがだったでしょうか?
「今までお店に丸投げしてたけど、自分でもやってみたい!」という方は、ぜひ今回の手順を参考にチャレンジしてみてください。最初だけ工具(ソケットやトルクレンチ)を揃えるための初期投資が必要になりますが、一度買ってしまえば半永久的に使えます。バイクショップに毎回支払う工賃を考えれば、長く見れば圧倒的にお得になること間違いなしです!
ちなみに……今回交換した、自己満足の結晶である「Star Bolt」のオイルドレンボルト&オイルストレーナーキャップですが。
お値段を計算してみたところ、なんと驚愕の純正ノーマルボルトの約8.5倍の価格でした(笑)。
おっと!そんなコスパの悪いこと、いちいち気にしていたらカスタムなんてやってられないっすよね!
しかもこれ、7型シグナスXの真下の真下にあるパーツなので、普通に突っ立って見てる分には、誰一人としてカスタムしたことに気づきません(爆)。
いいのいいの!カスタムなんて100%自己満だから!!
これからアクセル全開で走るのがさらに楽しみになりました。皆さんも素敵なDIYバイクライフを!
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