サイドスタンド立てたままエンジンかけたいけど、どうすればいいんだろう?
サイドスタンドスイッチキャンセラーを付けたのでレビューします。
エンジンストップ機能をキャンセルするハーネス
普段、通勤として使用している我がガンメタスワン通勤快速号ですが、わたくしは仕事柄、日替わりで勤務地が変わります。駐輪場によってセンタースタンドで停めたり、サイドスタンドで停めたりすることがあります。仕事が終わって駐輪場に戻り、エンジンかけて暖気する時、通常の場合サイドスタンドではエンジンかからず、センタースタンド立てて暖気します。
以前サイドスタンド交換したので、今ではサイドスタンド立ててもエンジンかけられるようになってます。
なので、別にいまさらスイッチキャンセラーを取り付けなくてもいいんですが、スイッチキャンセラーって意外と安く購入できるのと、ブログのネタにもなるので取り付けてみることにしました。ノーマルのサイドスタンドでスイッチキャンセラーを付ければ、サイドスタンド交換しなくても大丈夫です。
メリットデメリット
しかしなぜ、サイドスタンドスイッチが付いているのか?もちろん重要だからです。それを外すと大変なことになるかもしれません。なので検討してる方は外すかそのままにするかよーく考えてみましょう。
外すメリット
- サイドスタンド駐車で暖気が出来る
- 信号待ちなどで、サイドスタンドを出して休憩できる
わたくしは冬の通勤の時、駐輪場で防寒具を着る時に多少時間かかるので、着ている間暖気ができます。場所によっては長ーい信号待ち時のありますよね。そんな時はエンジンかかったままサイドスタンド立ててナナメに傾きながら待つことも可能ですね。まぁわたくしはパーキング付きブレーキレバーに変えたのでそっちを利用してますが。
外すデメリット
- サイドスタンドをしまい忘れて発進すると、左折/左カーブでサイドスタンドが引っ掛かる
- サイドスタンドで暖気中に、誤ってアクセルに触れるとバイクは走り出す
以前わたくしではないんですが、新聞配達員がサイドスタンドしまい忘れて左カーブで、”ガガガガガー”って音を立ててました。サイドスタンドがダメになったり、最悪転倒する恐れもありますね。そして忘れもしない出来事です。とある日、信号待ちの停止中にサイドスタンド立ててバイクから降りてフロントタイヤを見ようとしゃがみこんだ時、全く意識せず左手でアクセルを握ってしましました。
周りに迷惑かけなかったのが不幸中の幸いでした。
これらを踏まえて外すか外さないか検討しましょう。
キタコ スイッチキャンセラー タイプA
今回使用するサイドスタンドスイッチキャンセラーはこちら。
キタコ(KITACO) サイドスタンドスイッチキャンセラー タイプ-A シグナスX. マジェスティS
バイクパーツメーカーでおなじみのキタコさんです。価格は1コインでお釣りがくる値段となっています。激安。
作業開始
それでは早速始めていきましょう。サイドスタンドスイッチはこの赤い四角です。
シート下を外していきます。
赤丸のボルト4ヶ所外します。
矢印の3か所のタッピングネジを外します。
赤丸の2か所のクリップ、真ん中ポチッっと押して引っこ抜きます。
座って右側のカプラー2か所を外します。
赤丸4か所のボルトを外し、グラブバーを外します。
個人的には1番緊張する場面です。サイドカバーを外しますが、初めて外した時、苦労しました。何故かと言うと、なかなか外れてくれなくて、多少思い切りが必要です。黄色の矢印(4か所あり)に注意しながら赤い矢印方向に外します。
無事外しました。ちなみにですが、
初めてカバーを外した時、赤い矢印のツメを割ってしましました。南無阿弥陀仏。
クリップ、ボルト、両サイド外します。
こちらのボルト、両サイドあるので外します。
4か所のボルト外します。
タンデムステップのボルトを2か所、両サイド外し、タンデムステップを外します。
赤丸のタッピングネジ両サイド外します。これはノーマルのタッピングネジだから後でカスタムしなきゃだわ!
フロントタイヤの後ろのタッピングネジを外します。
赤丸のタッピングネジを外し、フットボードを外します。上下左右に動かし、矢印の3か所にツメがあります。あとどっか1か所外し忘れてるような・・・。
無事外れました。今回初めて外しましたが、非常に汚れてますね(40,000km以上走行してます)。しっかり掃除しないとお友達のアプ乗りさんに
汚い!
って怒られちゃう。
スイッチキャンセラーのコードをたどっていきましょう。
どこだどこだ?
ここにカプラー発見!
ちょっぴり引っ張り出してカプラーを外します。外しにくかった~。
そして、購入したスイッチキャンセラーを付けます。
確認のため、エンジンをかけます。問題無くエンジンかかればOKです。続きまして~、サイドスタンドスイッチを外します。
コードがタイラップで縛られているので、ニッパーでタイラップを切断します。
赤丸のボルトを外します。ですが、この2か所のボルト、ネジロック剤とやらが使用されています。そこで、この日のために購入した”インパクトドライバー”というものを使ってみました。
バコーンとゴムハンマーで叩いて回そうというわけです。
見にくいですが、ボルトに青いネジロック剤が付いてました。そして残念なことに、インパクトドライバーをうまく使いこなしているのか使いこなしていないのか分からず、ある程度バコーンと叩いた後、通常のドライバーでボルトを外そうとしたら
ネジをなめてしまいました。もーイヤ!なので、どうせこのボルトは捨てるので、
ドリルで外すンゴ!数分後。
無事外れました。やれやれダゼ。後は外したカバーを取り付けていきます。
次カバーを簡単に外せるように、愛用のシリコングリスを
ゴールドフィンガーを使ってぬりぬり。カバーを付けていくと、
座って左側のカバーのツメがポロッっと落ちました。恐らく事故った時の衝撃でしょうね。
ノーマルだったタッピングネジを、
六角穴付タッピングネジに変更完了。そして、
作業終了です。お疲れ様でしたー。
感想は?
取り付け、取り外し作業に関して言いますと、非常にめんどくさい作業と感じました。慣れれば問題無いと思いますが、4型・5型シグナスxのカバー外すのって大変です。時間に余裕のある時に作業しましょう。ちなみにですが、わたくしが作業したのが8月下旬の猛暑日で、中度の熱中症になり作業したので、しんどかったです。
実際にスイッチキャンセラーを付けると、サイドスタンド立ててエンジンかけることが多いので、個人的には便利ですね。
まとめ
今回紹介したスイッチキャンセラーですが、メリット・デメリットを考えて判断するといいでしょう。安全第一の人は外さず、サイドスタンドもカスタムせずがいいでしょう。利便性を考えるのであれば外すのもありでしょう。
わたくしはサイドスタンドスイッチが無くても慣れました。しかし、慣れた時が事故ってしまう可能性が高いので、今一度注意が必要ですね。