リアのブレーキパッドが薄くなってきちゃった。交換しなきゃ。どうやって交換するんだろう?
交換方法教わったので、レビューします。
指摘される
先日リアタイヤを交換してもらったときの出来事です。
リアタイヤを新品タイヤに取り付けてる時、工場長に、
リアのブレーキパッド、もうすり減って交換が必要ですよ。
え⁉マジで!、フロントのブレーキパッドまだ大丈夫だから全然気にしてなかった。でもさー、バイクってフロントの方を強く握るから早くすり減るんじゃないの?
スクーターはリアブレーキの方をよく使うから、リアの方が早く減るって、自動車学校の校長が言ってた。
4型シグナスxを乗る前、2型シグナスxを乗っていました。その時はフロントのブレーキパッドは8,000~10,000kmで交換していました。なので、フロントのブレーキパッドをいつも気にしてました。それにしても早めにリアタイヤ交換しててよかった~。
そして数日後の休みの日に、お友達のアプ乗りさんにリアのブレーキパッドの交換を手伝てもらいました。
交換する
今回はアプ乗りさんが作業し、管理人ドンチャンは写真撮影係となりました。使うブレーキパッドはこちら。
KOSOリアレーシングブレーキパッド【シグナス4・5型/BW'S R/125 2型/マジェS/S MAX】
実は、純正品のリアのブレーキパッドをネットで注文したんですが、到着までにあまりにも時間がかかることが判明し、KN企画さんに行って購入してきました。でも、純正との違いが判明するので、結果オーライとしましょう。
それでは早速作業開始しましょう。
ブレーキは命にかかわるパーツです。自動車整備士免許持っている人に交換してもらうことをおすすめします。この記事を参考にして何か問題あっても一切の責任を負いかねます。
作業しやすいように、マフラーを外します。
ここからキャリパーを外しますが、スイングアーム汚いですね~。まぁしょうがない。
マイナスドライバーを使って、(名前不明の)ボルトを外します。初めて外す時、固くなっている場合があります。
ボルトを外したら、5mmの六角レンチでシャフトを緩めます。
キャリパーを止めている2か所のボルトを外します。
そうすると、
キャリパーが外れます。
指で指しているのがブレーキパッドです。
ブレーキパッドに刺しているシャフト、サビていますね。まぁ、雨の日も風の日も雪の日も外に置きっぱですからしょうがないですね。シャフトを外しブレーキパッドを取り外します。
見ての通り、非常に危険な状態というのが分かりますね。ちなみに新車から31,425km走行して交換となりました。フロントのブレーキパッドはまだ何とか交換せず頑張っています。
片方のブレーキパッドはこんな感じで余裕ですね。
4型シグナスxはワンポットキャリパーだから、片方が減るんだよ。
なるほど!勉強になります。新旧で比べてみましょう。
新品、めっちゃ分厚いじゃーん。交換してからどれくらい持つか楽しみです。
汚れたキャリパーをふきふき。
キャリパーはバケツに付けて水洗いやパーツクリーナーを使ってキレイにしてもOK。
キレイに清掃したら、赤い矢印のピストンにシリコングリスを薄く塗ります。レバーを握るとピストンが出てきてブレーキパッドがディスクローターを挟んで止まるっていうことですね。薄く塗ったら一度ピストンをゴッドハンドで押し込み、余計なシリコングリスを取り除きます。
キャリパーをさらに分解してサビたシャフトを軽くヤスリで削り落とします。
サビが落ちたら、
ゴールドフィンガーでグリスを塗ります。
もう片方のシャフトにもグリスを塗って、
合体。
続きまして~、新品のパッドを手に持ちます。
パッドの角を軽く
ヤスリでスリスリ。
スリスリしたのがこちら。
すらないよりすった方が最初からブレーキの効きが改善されます。裏返して
ゴールドフィンガーを使い、シリコングリスを塗ります。
シリコングリスを塗ることによって、ブレーキの”鳴き”が無くなるそうです。
最初に外したブレーキパッドに刺すシャフトも
サビを落として、
ゴールドフィンガーでグリスをヌリヌリ。
パッドをキャリパーに挿入します。
作業終了まであと少しです。
最初に外したシャフトを軽く締めます。
パッドとパッドの間にディスクローターを挟めるようにします。
取り付けます。
2か所のボルトでキャリパーを固定します。
シャフトをしっかり締めます。
1番初めに外したボルトに、かじり止めグリスを塗ります。
マイナスドライバーで締めます。
ブレーキを数回握ります。
数回握ることによってピストンが出てきて、ブレーキが効くようになります。
マフラーを付けて作業終了です。お疲れ様でした~。
感想は?
ノーマルのブレーキパッドとKOSOリアレーシングブレーキパッドと比べて、KOSOリアレーシングブレーキパッドの方が、ブレーキの効きが向上しました。しかも純正部品より価格も安く手に入ります。もしかしたらブレーキパッドの減り具合や、ディスクローターの交換時期が早くなるかもしれませんね。
動画
動画撮影しましたので、そちらも参考にしてみてください。ブログの内容と少々異なる箇所がありますがご了承ください。
4型シグナスxから前後ディスクブレーキに
1~3型シグナスxのフロントはディスクブレーキ、リアはドラムブレーキです。4型シグナスxから前後ディスクブレーキになりました。以前お友達のアプ乗りさんが、
リアディスクブレーキいいな~。
って言ってました。あんまりバイクの知識がない管理人ドンチャンですが、ディスクブレーキとドラムブレーキのメリット・デメリットって何だろうって思ったので、ちょっと調べてみました。
ドラムブレーキ
メリット
- 部品が軽量で、構成部品が少なく、コンパクトに仕上がる。
- 昔ながらのブレーキシステムで、見た目がレトロ。
- 製造コストが安いので、車両価格が安くできる。
デメリット
- 摩擦熱がドラム内部にこもりやすい。
ドラムの内部の温度が上がり「熱ダレ」現象が起こるので、ブレーキを激しく使うような走行に不向き。 - ディスクブレーキに比べ、コントロール性や制動力の安定性に欠ける。
- ブレーキシューの交換でホイールを取り外さないと作業できないので手間がかる。
ディスクブレーキ
メリット
- ブレーキの制動力が上がり、コントロールしやすいです。
- 放熱性に優れており、ブレーキ性能が安定する。
- カスタムしやすい。
- ブレーキパッドの交換はホイールを外さずできる。
デメリット
- 転倒時に致命的なダメージを受けやすい。
- ドラムブレーキに比べメンテナンスコストがかかる。
まとめ
今回リアのブレーキパッド交換を紹介しました。リアの方はマフラーを外す手間があるので少々めんどくさいです。しかし、安全面を考えると前後ディスクブレーキの方が良いので、バイクを購入する方はその辺も注目するといいでしょう。
また、ブレーキパッドがすり減ったまま走行すると大変危険ですので、キャリパーをのぞき込んでブレーキパッドが大丈夫か目視することをおすすめします。
交換直後はブレーキの効きが甘いので、慣らし運転しましょう。
フロントもリアも交換方法はほぼ同じなので、フロントのブレーキパッドの交換も挑戦してみてください。